暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
東京オリンピックが終わり、気がつけばもうお盆明けですね。
今回は、「夏風邪」についてお話しします。
梅雨の時期〜夏にかけて流行するウイルス感染症のことを、一般的に「夏風邪」と呼んでいます。
冬の風邪は高熱が出るのに対し、夏風邪は37.5℃くらいの微熱が続くことが特徴です。
その他にも、喉の痛み・咳・頭痛・鼻水・悪寒・倦怠感などの症状が現れます。
「とはいえ、軽い風邪でしょう?」と考えてしまいがちですが、油断は禁物です。
症状が長引きやすい風邪のため、日頃から予防をこころがけましょう。
夏風邪の原因となるウイルスは、主に下記のウイルスです。
・アデノウイルス
・エンテロウイルス
・コクサッキーウイルス など
夏風邪ウイルスは高温多湿を好むため、湿気を取り除くことが効果的と言われています。
クーラーや除湿機を活用して、室内の除湿を行いましょう。
ただし、室内での乾燥や脱水にも注意が必要です。
こまめに水分補給を行いましょう。
30分〜1時間おきにコップ1杯分ほどを飲むことが理想的です。
塩分が含まれているものや、スポーツドリンクもオススメですよ。
つい冷えた飲み物をグビグビと飲みたくなってしまいますが、お腹を冷やしてしまうため、なるべく常温のものを飲むようにしましょう。
また、免疫力の低下も夏風邪の原因となります。
手洗い・うがいを行うことはもちろんのこと、バランスの良い食事、適度な運動、十分な休養を心掛け、暑い夏を元気に乗り越えましょう!!
コロナウイルス感染症もあり、夏風邪との区別は難しいところもありますが、予防という点では、どちらも同様です。
日々の手洗い、うがい、マスク、三密回避など、できる予防をしていきましょう。
当院ではコロナウイルス感染症に関してPCR検査は行っておりません。
また当院は消化器・内視鏡クリニックであり、発熱患者さんの診察は原則オンライン診察にてお願いしております。
受診の際にはあらかじめお電話をいただけましたら幸いでございます。