みなさんこんにちは!
暑い日が続き、コロナ禍でマスクが外せないのがとてもつらい季節ですね。
一刻も早くマスクをせず、過ごせるようになってほしいですね。
夏休み中の方でしたり夏休み終盤の方や色々な方いらっしゃると思いますが、引き続き気を抜かず感染対策を怠らずしていきましょう。
さて、今回は「感染性胃腸炎」についてお話しします。
感染性胃腸炎は細菌やウイルスなどが原因で下痢、腹痛や嘔吐などの症状を起こす感染症の総称です。
秋から冬にかかる方が多いですが、1年を通じて発生します。
冬はノロウイルスやロタウイルスなどの主にウイルスが原因になるものが多いです。
夏は病原性大腸菌、サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌など冬とはちがいウイルスではなく、細菌によるものが多くなります。病原体が主に経口的に体内に侵入し、腸管に感染することで腸管が炎症を起こします。
症状としてあげられるのは
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・胃痛
・発熱
・時に血便
こういった症状になります。
症状は短期間消えてしまうことがあり、自然に治癒することが多いですが注意しなければならない点があります。
それは脱水症状です。
下痢や嘔吐による水分喪失に加え、飲水が出来ず状態は危険なので水分はしっかり取るようにしましょう。
特にご高齢の方やお子様の場合、自覚症状が出にくいこともあり、全身倦怠感の訴えやぐったりした時などは、脱水を考え早目に医療機関を受診することをおすすめします。
受診された場合は病状に応じて、整腸剤、制吐剤、抗生物質、解熱剤などを処方いたします。
食事については、腹痛がある時は絶食をし、胃と腸を安静にさせることが望ましいされています。
そして飲料に関してはミネラルの含まれるスポーツドリンク(OS-1、ポカリスエットやアクエリアスなど)を少量ずつ間をおかずに補給することが良いです。
最低でも1日に約1,000mlから1,500mlは必要となります。
また、避けなければいけないものもあります。
柑橘類(ミカン、グレープフルーツなど)のジュースや炭酸飲料、コーヒーなどは胃に対する刺激が強く、牛乳などの乳製品は消化が悪いため両者とも避けた方が良いでしょう。
症状(腹痛、下痢、吐き気)が落ち着いてきたら、おもゆや野菜スープ、すりおろしリンゴなどから始め、消化の良いおかゆやうどん、またヨーグルトや豆腐などが望まれます。
大変ですが、食事の回数は1日5~6回に分けて、食事量を抑えて、極力胃や腸に負担を掛けないようにしましょう。
予防に関しては、感染性腸炎は接触や汚染された水・食品を介して経口的に感染することが多いため日頃から手洗いを心がけましょう。
また、人は無意識に顔を触り、やがてはウイルスを口から摂り込むと言われているため、不用意に顔を触らないようにしましょう。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
手洗いうがいをしっかりと行い、外に出ている際は無意識に色々な所を触りすぎず、気を付けて過ごしていきましょう!