こんにちは。毎日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、本日は『アニサキス』についてお話したいと思います。
アニサキスが寄生する魚類は幅広く、野生のサケ・マス・タラ・ニシン・サバ・イカ・イワシ・サンマ・アジなどの昔から生食する機会の多いお魚が多く知られていますが、近年、カツオ・ホッケ・サワラ・キンメダイ・メジマグロにも寄生していることが調査で明らかになっています。
アニサキス症は、生きたアニサキスが一匹でもいれば発症してしまう可能性があります。
症状としては、アニサキスが寄生したお魚を生、または生に近い状態で食べた1~36時間以内に激しい胃痛が起こり、吐き気や嘔吐、じんましんの症状も伴う場合もあります。
多くの場合、8時間以内に起こっています。
夏場に多いイメージがありますが、アニサキスは季節に関係なく、秋や冬などの寒い時期でも注意が必要です!
よく、お酢や塩・しょうゆやわさびなのどの調味料でアニサキスは死ぬという迷信があるようですが、調味料でアニサキスは死なないので、迷信には十分ご注意くださいね!!
では、どうやって予防したら良いのでしょうか??
・鮮魚を丸ごと一尾で購入した場合は、よく冷やしても持ち帰り、早めに内臓を取り除きましょう。
アニサキスは内臓の表面に寄生していますが、鮮度の低下や時間の経過とともに筋肉(可食部)に移動する場合があります。
・十分に冷凍しましょう!
-20℃で24時間冷凍すると、アニサキスは感染力を失います。
・鮮度が落ちた魚介類は十分加熱してから食べましょう!
加熱調理(中心温度60℃で1分)でアニサキスの感染力は失われます。
十分に注意して、美味しくお魚を召し上がって頂ければと思います!
当院では、鎮静剤を使って眠っている間に内視鏡検査を行っております。
内視鏡検査に不安がある方や、初めて検査をする方でも安心して検査を行えるようスタッフ一同、努めてまいります。
お気軽にご相談ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。