寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆さま体調はいかがでしょうか。
コロナウィルスも中々静まる気配がなく、またインフルエンザの流行の時期となりました。
ワクチンで予防することも大切ですが、自分自身が病気にならないカラダづくりをすることも大切なことです。
さて、老化や病気に打ち勝つといった印象を持つ「抗酸化作用」とはどういうものかご存じですか?
抗酸化作用を一言で言うと、「活性酸素に対抗する働き」です。「活性酸素」とは体内に取り込まれた酸素のうち、物質を酸化させる力が強くなった(活性化された)酸素のことです。
酸化は金属が酸化してさびるように、体も酸化によってさびついてしまうようなものです。
人には本来、活性酸素が体内で増えすぎてしまわないように、防御する機能があります。
しかし、外的要因の紫外線、喫煙、大気汚染、ストレス、飲酒、脂肪分の多い食事によって活性酸素が過剰に生み出されるようになり、体に害が現れます。
様々な組織や器官の老化、やがてはがんや生活習慣病、糖尿病、肺炎など命に関わる病を引き起こしかねません。
では活性酸素から、身を守るためにはどうすればよいでしょう。
それは、抗酸化作用のある食品をとることです。
ビタミンA、C、Eポリフェノールを含む食べ物には優れた抗酸化作用があります。
ビタミンA(油と一緒に摂る方が吸収率アップ)
・人参+(バター)
・かぼちゃ+(マヨネーズ)
ビタミンC(熱で壊れやすいので、生か火を通し過ぎないようにする)
・赤パプリカ
・ブロッコリー
ポリフェノールが豊富な食材(持続効果は2~3時間なのでこまめに摂取することが大切)
・緑茶
・大豆
・そば
・ワイン
・チョコレート
ビタミンEが豊富な食材 (ただし摂りすぎには注意)
・ウナギ
・かぼちゃ
・アーモンド
・アボガド
こういった抗酸化作用のあるものを食べる事は勿論ですが、バランスの良い食事を摂り、活性酸素への防御力を内側から高めておくことも大切になります。
栄養バランスを維持することが難しければ、サプリメントなどで補う事も良いでしょう。
その他にも適度な運動、十分な睡眠、ストレスの少ない生活を心がける事も大切になります。
歳を重ねる事は、避けられませんが老化を遅らせることは可能です。それには活性酸素と抗酸化防御機構とのバランスが大切になってきます。
健康を維持していくためにも、是非生活習慣を見直してはいかがでしょうか。年末年始、日頃のストレスから解放されてゆっくり過ごしてみるのも良いかもしれません。