disease疾患

2021.08.01

熱中症について

こんにちは。
本格的な夏となり毎日厳しい暑さと日差しが続いてますね。
今年は新型コロナ対策でマスク着用が必須になってから2度目の夏となりました。
ワクチン接種が徐々に拡がっていますが、感染防止の基本であるマスクの着用が引き続き求められています。
しかし、夏の暑さの中マスクを着用すると熱中症の恐れが高まると指摘もあります。
熱中症とは高温多湿の中、脱水による体温上昇と、体温上昇に伴う臓器機能低下と多臓器不全によるもののことを言います。
毎年およそ5万人が救急搬送され、多い年には1000人超が亡くなっています。
半分以上は65歳以上の高齢の方です。

熱中症の代表症状
・頭痛
・吐き気
・気分が悪くなる
・体温の異常な上昇
・異常な発汗(もしくは汗が出なくなる)
・強い眠気
・めまい
・失神

熱中症になりやすい状況
・高温多湿な家の中(25℃から発症、31℃で急増)
・熱気の強いアスファルト
・暑い日の運動場

救急搬送では自宅など屋内での熱中症が多いそうです。
注意が必要ですね。
気分の不快、異常を感じた時は速やかに涼しい場所に移動することが有効です。
屋内に適切な場合がない時には、日陰や風通しの良い屋外に移動しましょう。

マスクをすると皮膚からの熱が逃げにくく、心拍数・呼吸数・血中二酸化炭素濃度・体感温度が上昇し、体に負担がかかります。
高温・多湿の環境でのマスク着用は危険です。
人と離れ、こまめにマスクをはずして休憩しましょう。
マスクは外す際は人と少なくとも2メートル以上の距離が必要です。
また体調がすぐれない時はマスクを外し、涼しい場所で休憩することが大切です。

熱中症対策として
・喉が渇いていなくても、こまめな水分補給を行う
・体に負担が強いハードな作業、運動をしない
・マスクをはずして休憩する時間をつくる 
・エアコンなどを利用し、室温を管理する
・体調の良い時に、水分補給を忘れずに運動しましょう
・十分な睡眠を心がけましょう

新型コロナ、熱中症以外にも注意すべき感染症や病気もございます。
体調に不安を感じた際は早めに医療機関を受診して相談するようにしてください。

当院では8月もお盆休みなく診療を行っています。
内視鏡検査、消化器内科診療、一般内科診療、健康診断に加えてワクチン接種も毎日行っています。
できる限りみなさまの感染症予防と健康維持のお力添えができればと考えております。
体調に気を配りながら、厳しい夏を乗り越えましょう。

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