みなさんこんにちは。 2023年になり早いもので2週間が経ちました。 寒い日が続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。 現在も、コロナウイルス感染が懸念されていますが、今年は3年ぶりに制限なしの年末年始だったため例年よりも食べすぎたりお酒を飲みすぎてしまったりしていませんか?
今回は暴飲暴食などが原因で起こる「胃もたれ」についてお話しさせていただきます。
【胃もたれとは】
胃が重苦しく感じられる状態です。 おなかが膨れた感じの膨満感を伴うことも多く、人によっては胸やけ、吐き気を起こしたりする場合もあります。主に胃の運動機能が弱くなったり、胃液の分泌量が減ることにより、食物がなかなか消化されないため起こります。また、胃の働きをコントロールする自律神経の乱れによって起きたり、感染性の病気の初期症状としても現れる場合もあります。
【症状】
・食べすぎていないのに胃が重く感じる。
・夜中に胃がムカムカして目が覚める。
・胃の不快感、膨満感がある。
など症状は人によって感じ方が異なります。
【主な原因】
・食べすぎ
食べすぎは胃に食べ物が留まる時間が長くなってしまい、胃もたれが起こりやすくなります。特に焼肉や天ぷら、揚げ物などの脂っこい食べ物は、炭水化物に比べて消化に時間がかかるため胃もたれが起こりやすくなります。
・飲み過ぎ
アルコールを飲みすぎると、アセトアルデヒドを十分に処理することができず、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなり、胃痛や胃もたれ、胸やけ、吐き気、動悸、頭痛などの症状が起こります。
・加齢による胃の働きの低下
胃の消化機能が衰えるため、食べ物の消化に時間がかかり、胃に長く食べ物が留まるため胃もたれが起こりやすくなります。
また、胃の粘膜を守る血流が弱くなってしまい胃の不調を招く場合もあります。
・ストレス
胃の働きは自律神経によってコントロールされています。ストレスにより自律神経が乱れ胃の働きが低下し、胃もたれが起きやすくなります。
【予防策】
・食べ物に気をつける
脂っこい食べ物は消化が悪く胃もたれが起こりやすいため、炭水化物やたんぱく質など消化の良い食べ物を心がけましょう。
また、よく噛んで食べることにより消化の働きを助けたり、過食を防ぐことができます。
・食べすぎ、飲み過ぎに注意する
腹八分目を意識し、飲みすぎないように心がけましょう。
・食事の時間帯を見直す
食事の間隔が短すぎたり、空腹の時間が長時間続くと胃に負担がかかるため、3食を規則正しい時間に食べるように心がけましょう。
・ストレスや疲労を溜めないようにする
趣味や適度な運動をし、ストレスを溜めないよう心がけましょう。
最後になりますが、市販薬などを飲んでも症状がなかなか改善されない場合は、当院で採血検査や超音波検査、内視鏡検査などで詳しく調べることが可能です。
また、内視鏡検査は鎮静剤を使用することができるため苦痛が少なく検査を行うことができます。
※診察や検査は予約制です。
症状がなかなか改善されず、悩まれている患者様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ、ご来院ください。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。