みなさまこんにちは。
2月下旬になり、凍える季節ももうすぐ終わりです。身体に気を付けて、元気にお過ごしください。
今回のブログは気温差が激しい季節の変わり目に発症する『扁桃腺炎』についてお話したいと思います。
扁桃炎とは、舌のつけ根の両サイドにある、こぶのようなもので、ウイルスや細菌などの病原菌から体を守る免疫の役割を果たしています。
扁桃腺が腫れる原因が、空気中の病原菌は、鼻やのど、扁桃腺に付着することがほとんどで、扁桃腺に付着した病原菌が増えると炎症を起こします。これが、扁桃腺が腫れる原因となっています。
扁桃腺炎の主な症状は、
・風邪よりも長引いている発熱や咳
・のどが赤く腫れ、イガイガする
・食べ物や飲み物が飲み込みづらい
などが上げられます。
また、扁桃腺によりおこる病気『急性扁桃炎』『慢性扁桃炎』の2つがあります。
まずは、『急性扁桃炎』から説明いたします。
症状は38〜40度近くの高熱を伴い、のどが痛み、赤く腫れて食べ物や飲み物、さらには唾液まで飲み込めなくなるほど辛くなる場合があります。
その他の症状としては、高熱による頭痛や関節痛、悪寒。さらに首のリンパが腫れ、耳まで痛くなることもあります。
『慢性扁桃炎』に関しては、症状はほぼ急性扁桃炎と似ていますが、それを1年に4回以上繰り返すと慢性扁桃炎と呼ばれます。
『急性扁桃炎』と違うのが高熱は出ないところです。症状は倦怠感や微熱、のどの痛みも異物感がある程度です。しかし慢性化すると薬で改善できず、さらに繰り返す可能性が高くなります。そうすると『扁桃腺施術』といい、手術をすることも考えられます。
扁桃炎は細菌・ウイルスによって感染するため予防方法としては、
①うがい・手洗いを念入りに
② 十分な休息と疲労やストレスのない生活
③免疫力を高める食事を摂る
食事は、ビタミンCやビタミンEを多く含む果物や野菜や発酵食品、きのこ類、はちみつなどが良いとされています。
扁桃炎や口内炎を繰り返す人、かぜやインフルエンザなどの感染症にかかりやすい方は、免疫力の低下タイプなので、上記で挙げた発酵食品や食物繊維などを毎日欠かさずに摂り入れ、腸内環境を整えていくことがおすすめです。
扁桃炎は初期症状が風邪に似ているため、悪化するまで気づかないことがほとんどです。
体力が低下した時、睡眠不足の時、疲れがたまっている時、ストレス過多など、扁桃炎を起こしやすくなりますのでみなさま体調管理にはくれぐれも注意し、ご自愛ください。
体調が優れないことがございましたら、お気軽に当クリニックへご相談ください。
当クリニックは完全予約制となっております。
ホームページやお電話からのご予約をお待ちしております。
長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。