ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスの影響もあり、ご自宅でゆっくり過ごされている方も多いのではないでしょうか。
自分のため、みんなのために自粛を頑張っている皆さま、ありがとうございます。お疲れさまです。
さて、今回のブログは機能性ディスペプシアについてです。
聞きなれない病名かもしれませんが、もしかしたらこのブログをお読みいただいている方の中にも、該当する方がいらっしゃるかもしれません。
機能性ディスペプシアとは、胃もたれやみぞおちの痛みなど、胃の不快感があるにもかかわらず、内視鏡で見ても特に異常が見つからない病気です。
機能性とは、形が変わったり傷がついていないのに症状を起こす状態のことをいいます。
ディスペプシアはギリシャ語で、dys(bad=悪い)peptein(digestion=消化)消化不良を意味しています。
機能性ディスペプシアは機能性胃腸症とも呼ばれていて、以前は胃下垂や胃無力症、神経性胃炎などと診断されていたそうですが、異常が無いのに胃炎という用語を使うのは正確ではないため、機能性ディスペプシア、機能性胃腸症と呼ぶようになりました。
日本では、2013年に正式な診断名として認められました。
・食後の胃のもたれ
・早期満腹感
・みぞおちの痛み
・みぞおちの焼ける感じ
のうち、少なくとも1つ以上の症状があり、その症状が重いせいで生活に悪影響を及ぼしている。
そして、6ヶ月以上前から症状があり、3ヶ月以上持続していることを現状では診断基準としています。
胃の不調で消化器を受診される患者様には、どれも当てはまりやすい症状かと思います。
また、胃の病気というと精神的要因がよくあげられていますが、この病気の原因にもなっています。
ストレスを溜めないようにとよく聞きますが、これはとても難しいことかと思います。
無意識にストレスを溜め込んでしまう方もいらっしゃいますし、つい頑張りすぎてしまうこともありますよね。
ここで大事なのは、この症状が胃炎や胃潰瘍などの病気によるものなのか、それとも炎症や異常が無いのに症状が出ているのかをきちんと調べることだと思います。
胃カメラをすることにより、内部に潜んでいる病気を見つけることもできれば、病気を見つけられなかった場合でも、機能性ディスペプシアを診断することができます。
自分の胃の不調がどんな病気によるものなのかをきちんと知ることで、適切な治療を受けることができます。これは、心の安心にもつながるのではないでしょうか。
胃カメラとなると、痛いのではないか、苦しいのではないか、前受けたときに口からしてつらかったなど、なかなか検査に踏み切ることができない方もいらっしゃるかもしれません。
そういった不安を少しでも解消できるよう、当院では鼻からの挿入や、鎮静剤を使い眠ったような中で検査を受けていただくことができます。
また、当院では、お電話で胃カメラの予約をしていただくことも可能です。
鎮静剤を使うにあたって、当日の検査ができるかなど、気になることも多くあるかと思います。
ちょっとした疑問でもかまいません、一番大事なのは患者様に安心して検査を受けていただくことだと思っておりますので、お気軽に当院までお電話くださいませ。
オンライン診療も行っておりますので、なるべく来院数を減らしたいという方は、是非ご利用いただければと思います。
当院が初めての方のご利用も可能でございます。
詳細につきましては、ホームページのオンライン診療予約のページをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせくださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。