こんにちは。
4月も半ばを過ぎたところですが、まだまだ肌寒い日があったりポカポカ陽気の日もあったりと寒暖の差が激しい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は「過敏性腸症候群(IBS)」についてお話しさせていただきます。
過敏性腸症候群(=Irritable Bowel Syndrome)とは、検査を行っても炎症や潰瘍などの疾患が認められないにもかかわらず、下痢・便秘・腹痛などのお腹の不快感が起こるものをいいます。
過敏性腸症候群は、20~40歳代に多くみられ、先進国に多い病気です。
日本では10~15%の方にみられております。
また男性と女性の比率では、1:1.6でやや女性に多くみられます。
男性は、慢性的な下痢を繰り返す下痢型
女性は、慢性的な便秘を症状とする便秘型
が多いとされています。
主な症状によって4つのグループに分類されます。
・突然の下痢や腹痛を特徴とする下痢型
・便秘を主症状とする便秘型
・下痢と便秘を交互に繰り返す混合型
・どれにも当てはまらない分類不明型
命にかかわる病気ではありませんが、何の前触れもなく突然起こる腹痛や下痢、腹部の不快感によって生活の質(QOL=Quality Of Life)を低下させてしまいます。
「いつまたお腹が痛くなってしまうのだろう…」といった不安を抱えて生活していくのは大変ですよね。
過敏性腸症候群の明確な原因は未だ不明なのですが、大半はストレスが引き金となって起こることが多いと言われています。
大切な会議の前や、受験当日の朝など急にお腹がいたくなってしまったりくだってしまったりするような事はございませんか?
もしかしたらその症状、過敏性腸症候群かもしれません。
過敏性腸症候群は、食事療法や運動療法といった生活習慣の改善で症状を和らげることが出来ます。
それでも症状が良くならない場合は症状に合わせたお薬を処方し、治療していきます。
ただし、似たような症状の病気として、細菌性やウイルス性の腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病や大腸がんなどがあります。
当院では血液検査をはじめ、胃カメラや大腸カメラなどといった内視鏡検査も行っております。また、検査の際に鎮静剤を使用し患者さまの苦痛を和らげ、リラックスして検査を受けられるようスタッフ一同、努めております。
検査の前は、プライバシーを配慮した個室でゆっくりとおくつろぎいただけます。
また、4月18日(土)よりオンライン診療を始めました。
以下、オンライン診療のURLとなります。
https://00m.in/u3DgU
初診の方でも受診することができますので、少しでも気になる症状がありましたらお気軽にご相談くださいませ。
連日のコロナウイルス関連のニュースでまだまだ不安な日々が続いておりますが、自分でできる予防はしっかり行い、健康に過ごしていきたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。