こんにちは、寒い日が続いておりますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今回の内容は前回より引き継いで大腸カメラのお話です。
皆様は大腸カメラとはどんな検査かご存知でしょうか?
大腸カメラとは内視鏡を肛門より挿入し、盲腸まで進ませたところでゆっくりと後退させながら大腸の粘膜を観察していく検査です。大腸カメラでは大腸粘膜を直接観察することができるため検査中の組織採取、前がん病変であるポリープの切除と予防治療まで行うことができ、幅広い大腸疾患の確定診断が可能な検査となっております。
ただ大腸カメラと聞くと下剤がつらい、怖い、苦しいなどご不安も様々かと思われます。実際、当院にて検査受診された患者様の中には過去に受けた中での検査中苦しいといった記憶がありなかなか検査に踏み出せずにいた、という方もいらっしゃいました。
そこで前回お話しさせていただきましたとおり、当院では患者様の希望に合わせ検査前に服用いただく下剤を何種類かご用意しております。下剤によって味や飲む量、タイミングが異なってきますのでしっかりその点をスタッフより説明させていただいた上で患者様にお選びいただきます。
下剤の服用場所については院内にてお飲みいただくか自宅でお飲みいただくかお選びいただけますので併せてご相談下さい。
また当院では検査中の苦痛を減らすため鎮静剤という薬を使用しての検査も行っております。検査中はウトウトもしくは完全に眠った状態で検査をうけていただくことが可能となっております。ご希望の方は予約または検査前にお申し出ください。
鎮静剤を使用された方は1時間ほど検査終了後お休みいただく時間がございますがゆっくりとお休みいただけるスペースがございますのでご安心ください。
最後になりますが普段生活をしている中で何気ない症状でも実は検査をしてみて重大な疾患が見つかることもございます。
例えば女性に多いとされている便秘やちょっとしたことで起こる腹痛。また便通状況(便秘や下痢を繰り返す)が変わったなど小さい症状でも大腸疾患を疑われる場合がございます。
最近体重が減少した、便に血が混じっていた、健診で引っかかったなどどんな些細なことでも構いません気になった方はまずご相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
インフルエンザも流行しておりますのでくれぐれも皆様、お身体にはご自愛いただき良い年末年始をお過ごしください。